規制変更なら銀行には追加増資2210億ドルが必要にも-JPモルガン

現在協議されている規制変更が 実際に導入された場合、銀行には世界全体でさらに2210億ドル(約 20兆1000億円)の増資が必要になる公算だ。JPモルガン・チェー スが試算した。

新たな税制や資本規制、流動性要件などが導入された場合、銀行 の収益力は59%低下し、年間で約1100億ドルの利益が失われる見込 み。カルラ・アントゥーネス・ダシルバ氏らJPモルガンのアナリス トが17日付の顧客向けリポートで概算を示した。世界の規制当局が協 議している案がすべて導入されることを前提に試算したという。

JPモルガンは「規制不足の世界から規制過剰へと移行する本 格的なリスクがある」と指摘した。

バーゼル銀行監督委員会は銀行の自己資本と流動性に関する 新規制案を示している。オバマ米大統領は銀行の規模とトレーディ ング活動の制限、商業銀行とリスクテークを行なう部門との分離を 図ろうとしている。

リポートは「規制提案の中では銀行の業務活動の分離が最も重 大な影響を与えると思われる」としている。

JPモルガンは別のリポートで、追加資本需要は英銀が最も大 きく910億ドル、欧州が860億ドル、米国が440億ドルとの概算 も示した。アナリストらはモルガン・スタンレーやゴールドマン・ サックス・グループ、バークレイズなど16の金融機関について規 制が導入された場合の影響を検証した。

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