米国債保有高:日本が中国を抜き首位に-09年12月の米財務省統計

中国の昨年12月の米国債保有高 は、2000年以来の大幅減少となった。その結果、日本は中国を抜い て再び世界最大の米国債保有国となった。

米財務省が16日発表した09年12月の国際資本統計によると、 日本の米国債保有高は1.5%増加し7688億ドル(約69兆3000億円) となった。一方、中国の保有高は4.3%減の7554億ドル。同統計は、 中国が期日を迎えた米財務省短期証券から、より期間の長い米国債に 資金を振り向けたことを示した。

エコノミストらは、米財政赤字が過去最大の水準にあることから、 世界最大の外貨準備高を有する中国は、比較的安全な米国債からその 他の投資手段に資金を移している可能性があると指摘する。中国の米 国債保有高は昨年5月の8015億ドルがピークだった。11月、12月 は07年後半以来の2カ月連続の売り越しとなった。

約400億ドルの資産を運用するブラウン・ブラザーズ・ハリマン のシニア通貨ストラテジスト、ウィン・ティン氏(ニューヨーク在勤) は「この規模の売り越しが持続すれば、中国は外貨準備の多様化に向 け、これまでよりも大きな一歩を踏み出したことを示唆する」と分析 した。

ティン氏は財務省統計発表後の調査リポートで、今回の統計はや や懸念されるものの、大きな外貨準備を抱える国が米ドル建て資産を 持続的に売却しているとは考えていない、と記した。

日中逆転

中国は08年9月に米国債保有高で日本を抜き、米国にとって世 界最大の債権者となった。米国経済の回復が不透明な中、中国の米財 務省短期証券保有高は09年5月の2104億ドルの約3分の1である 697億ドルに減少した。

09年は、米国債残高が25%増加して7兆2700億ドルに達し、 外国人投資家による米国債保有高は17%増の3兆6100億ドルとなっ た。外国人保有が占める割合は約50%と、ピークである08年4月の

55.7%は下回っている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE