12月対米長期証券投資:買越額半減、中国の売却が響く

米財務省が16日に発表した12 月の対米証券投資統計は前月から買越額が縮小した。中国が米国債 を売却したのが影響した。

財務省によると、外国の政府と投資家の中長期金融資産取引額 は外国人からみて633億ドルの買い越しとなった。買越額は11月 の1264 億ドル(速報値1268億ドル)から縮小したが、ブルーム バーグがまとめたエコミスト予想(354億ドル買い越し)を上回っ た。

中長期の米国債保有額は699億ドルの買い越し、前月は1179 億ドルの買い越しだった。

米住宅金融のファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)やフレデ ィマック(連邦住宅貸付抵当公社)といった米政府機関債は4900 万ドルの小幅買い越しにとどまった。

財務省短期証券(TB)や株式スワップなど短期資産を含む金 融資産の合計では609億ドルの買い越しと、前月(307億ドルの 買い越し)から拡大した。

中国の米国債保有額は342億ドル減少して7554億ドル。保有 額は2009年2月以来の低水準となった。日本は同115億ドル増の 7688億ドルで、中国を抜いて世界最大の米国債保有国となった。

ミラー・タバクの主任経済ストラテジスト、ダン・グリーンハ ウス氏は、「明らかに中国は投資の利益幅を米国以外に求めつつあ る。全般的に中銀は米国債への投資を縮小させている。これが2008 年後半から2009年初めにかけてみられた質への逃避からの巻き戻 しに関連していることは間違いないが、その一方で中銀は短期証券 への投資も減少させている」と述べた。

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