1月の英インフレ率、3.5%に加速-1年2カ月ぶり高水準

英国のインフレ率は1月、1年2 カ月ぶり高水準に達した。付加価値税(VAT)引き上げを受け、物 価上昇ペースは中央銀行による政府への説明を必要とする水準に加速 した。

英政府統計局(ONS)が16日発表した1月の英消費者物価指数 は、前年同月比3.5%上昇し、2008年11月以来で最大の伸びとなった。 イングランド銀行(中銀)総裁は、消費者物価上昇率が中銀目標の2% を1ポイント超上回った場合、財務相への書簡でその抑制策を説明す る義務が生ずる。キング総裁はダーリング財務相あてに公開書簡を送 り説明する。

中銀による説明責任は、政策金利設定の独立性を強化された1997 年以来で6回目となる。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト30人の調査 でも、3.5%上昇と見込まれていた。前月比の実績は0.2%低下と、1 月としては統計開始の97年以降で最小の落ち込みとなった。

キング総裁は先週、リセッション(景気後退)による経済のたる みがインフレ圧力を緩和するため、こうした一時的なインフレ率の動 きは収まるとの見通しを示した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) のエコノミスト、ロス・ウォーカー氏(ロンドン在勤)は統計発表前 の電話インタビューで、インフレ率は目標を「大きく上回るがピーク がどこになるかはさほど問題ではなく、どれだけ速く戻るかというこ とだ」と語った。さらに「インフレ率は低下していくが、イングラン ド銀が予想するほど急速に低下するとは考えていない」と付け加えた。

一方、同時に発表された1月の英小売物価指数は前年同月比

3.7%上昇。昨年12月は2.4%上昇だった。住宅ローン利払いなどを 除いたベースでは同4.6%上昇し、08年10月以降で最大の伸びとなっ た。

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