短期市場:翌日物0.1%下回る展開か、資金余剰感強い-レポ下限付近

短期金融市場の無担保コール翌日 物は誘導目標0.1%を下回る弱含みの展開が予想される。15日の年金 払いや日本銀行の潤沢な資金供給を受けて余剰感が強まっているため で、レポ(現金担保付債券貸借)金利は実質的な下限付近で推移して いる。

16日の翌日物の加重平均金利は0.7ベーシスポイント(bp)低下 の0.097%と、8営業日ぶりの0.1%割れ。積み初日の準備預金が11.5 兆円に拡大されたことから、朝方から0.09-0.095%と0.1%割れの展 開となった。地方銀行の調達が減少する中、0.08%まで低下した。

準備預金の積み期間(2月16日-3月15日)の序盤で、通常は 積みの調達需要で0.10%付近が下支えされるが、15日の年金払いを受 けて当座預金や準備預金が膨らむ中、調達需要は減退。一方、余剰資 金を抱えた金融機関の運用意欲が強まっている。

前日のレポは、17日や18日受け渡しの翌日物が0.105%から

0.10%まで低下した。共通担保オペ(17日-3月5日)や国債買い現 先オペ(18日-25日)の最低金利も軒並み下限0.10%に到達してお り、急速に余剰感が強まっている。

無担保コール翌日物の加重平均金利が積み初日から誘導目標

0.1%を下回っており、日銀は膨らんだ資金量を徐々に縮小するとみら れている。今後は資金をどこまで減らすかによってレポ金利が反発す る可能性もあるという。

一方、この日の国庫短期証券(TB)3年物89回債入札について は、最高落札利回りが0.12%付近に小幅上昇する可能性もある。投資 家の需要減少でディーラーの在庫が積み上がっているとの指摘があり、 既発3カ月物87回債は0.12%の買い気配、0.1175%の売り気配が続 いている。

準備預金は11.5兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、この日の当座預 金は前日と横ばいの16兆5000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀) は横ばいの11兆5000億円程度になる見込み。短資会社各社の予想で は、調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均)は4兆9500億円、積み終 了先は3兆8700億円となっている。

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