英FSA長官:キャリートレードに経済的な価値なし-講演

英金融サービス機構(FSA)の ターナー長官は、いわゆるキャリートレード取引に「経済的な価値は なく」、課税によってその動きを抑制することが可能との見解を示した。 金融活動の規模抑制についてインドのムンバイで行った講演で語った。

同長官は15日の講演で、各国は「投機的な資金の流れ」への課 税を検討すべきだと指摘。流動性に影響を与えることなしには、金融 機関やヘッジファンドが低利のドルで資金を調達して新興市場の高利 回り資産へ投資するキャリートレードの規制は不可能だろうと述べた。

同長官は、「例えば、為替の『キャリートレード』における投機的 な運用に経済的な価値はないことが明確に分かる」と説明。「1990年 代に中国が実施し、ブラジルが最近、海外投資家向けに課税策を導入 したように、課税で投機的な資本の流入を制限しようとする新興国の 試みは当然受け入れられるべきだ」と語った。

同長官は金融活動の規模について疑問を呈し、一部の活動は社会 的・経済的に無益だと話した。同長官は昨年8月にトービン税として も知られる金融取引税の構想を打ち出していた。

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