【テクニカル分析】S&P500は200日移動平均線割れも-売り信号か

過去1カ月にわたり下落基調を 見せる米国株の指標は、他国の株式相場と個別銘柄の下げからみて、 弱気相場入りする可能性が高い。ストックチャーツ・ドット・コム のチーフ・テクニカルアナリスト、ジョン・マーフィー氏はこうし た見方を示した。

中国や西欧の株式相場に連動する上場投資信託(ETF)は 200日移動平均線を下回る水準にある。また、ニューヨーク証券取 引所(NYSE)上場銘柄で200日移動平均線を上回っているのは、 全体の68%と1月19日の86%から減少した。

S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は、ギリシャの財 政不安による新たな金融危機懸念が広がる中、過去4週間で少なく とも5.8%下落したもの、200日移動平均をまだ上回っている。マ ーフィー氏はインタビューで、終値でこれを割り込めば、S&P 500種を1年3カ月ぶりの高値に先月押し上げた投資家の信頼感が 損なわれると指摘した。

同氏は「大半のチャート分析専門家にとって200日移動平均線 は強気相場と弱気相場の境界線だ」と述べ、「200日移動平均線を いったん割り込めば、新たな弱気相場の始まりかどうかについて、 多くの人々が議論し始めるだろう」と予想した。

同氏はさらに、NYSE上場銘柄で200日移動平均線を上回る 企業の割合の低下は弱気見通しを支える複数の指標の一つだとし、 「中長期的な指標の多くが重要な売りシグナル」を点灯させており、 株価のベンチマークが1-6月(上期)に1月の高値を超える可能 性は低いことを示唆していると分析した。

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