世界の鉱山業界M&A総額:2倍以上に拡大か、中印の需要で-E&Y

大手会計事務所アーンスト・アン ド・ヤング(E&Y)は、鉱山業界のM&A(企業の合併・買収)の総 額が今年、3年ぶりに増加に転じ、前年比で2倍以上に拡大する可能性 があるとみている。中国とインドが原材料の確保を目指していることを 理由として挙げた。

E&Yの世界鉱業・金属担当責任者、マイク・エリオット氏はイン タビューで、M&A総額は今年、1750億ドル(約15兆7000億円) に達した2006年の水準に回復するとの見通しを示した。昨年は600億 ドルまで落ち込んだ。同社のリポートによると、M&A総額は07年に ピークの2100億ドルに達した。

英アングロ・アメリカンやブラジルのヴァーレなどの鉱山会社が昨 年、買収や事業拡張、資産買い戻しの資金調達のため発行したドル建て 社債の額は記録的な高水準に達した。世界最大の金属消費国である中国 は昨年、資源買収に向け過去最高の320億ドルを投じたが、今年はこの 水準を超える可能性がある。

エリオット氏は「中国とインドの潜在需要が維持されるとの見方が 強いなか、供給を確保する手っ取り早い手段として多くの鉱山・金属会 社が買収を目指している」と指摘。「潜在的な買い手の数は買収対象と なり得る資産の数をはるかに超えている」との見方を示した。

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