上海ゴム価格:17%下落へ、需要上回るペースで調整-GBS若林氏

香港の商品先物取引会社、中金証券 (GBS)の若生哲史社長は、上海先物取引所の天然ゴム相場の見通し について年末までに調整が入り最大で17%程度下落するとの見方を示 した。

若林氏は15日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、 上海ゴム相場が「中国のゴム需要の伸びを上回るペースで上昇して きた」とし、調整が入りやすくなっている地合いを指摘した。

上海先物取引所の天然ゴム先物中心限月は、春節(旧正月)休みに 入る直前の12日の終値が1キログラム当たり2万4045元(3525ドル) と、約2週間ぶりに2万4000元台に乗せている。若生氏は、年内にい ったん2万元まで下落するとみている。

上海ゴム市場と価格が連動性している国際指標の東京工業品取引所 の天然ゴム先物中心限月は1月15日に、1キログラム当たり306円00 銭と、2008年9月以来の水準を回復。その後も中国での自動車用タイヤ の需要に支えられ高値圏で推移している。前日の終値は同284円30銭と、 08年12月5日に付けたリーマン・ショック後の最安値(99円80銭)の 3倍近い水準。

今後のゴム需要について、若生氏は「中国のゴム輸入業者は慎重な 見方をし始めている」と述べた。中国工業・情報化省(MIIT)によ ると、ゴムの需要と密接に関連している中国の自動車販売数の今年の伸 び率は前年比15%と09年の40%超から急減速する見込み。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE