白川日銀総裁:資金供給量だけで効果判断する議論納得せず

日本銀行の白川方明総裁は16日 午前、衆院予算委員会で、資金供給量の規模だけで経済刺激効果を判 断する議論について「私自身は必ずしも納得していない」と述べた。 自民党の山本幸三氏の質問に答えた。

白川総裁は主要中央銀行のバランスシートについて、2008年9月 のリーマン・ブラザーズ破たん前は対名目国内総生産(GDP)比で 日銀が20%、米国が6%、欧州が16%に対し、昨年12月は日銀が26%、 米国が16%、欧州が21%だと指摘。その上で「日銀のバランスシート は主要国で一番大きい」と述べた。

また、資金供給量だけで政策効果を判断する議論について「かつ てはそういう議論が一部にあったが、今回の経験で随分変わった」と 言明。「バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長もバランス シートの大きさが経済刺激効果を示すものではないと繰り返し言って いる。かつてそのような主張を行った有名なエコノミストも反省して いると言っている人が随分いる」と述べた。

白川総裁はまた、デフレを脱却するために「日銀は真剣に取り組 んでいるが、なかなか時間がかかる。日銀だけでやれることではない が、日銀にやれることは愚直に粘り強くやっていく」と語った。

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