出光株が3カ月ぶり高値、豪石炭上昇は業績好影響も-三菱U格上げ

出光興産株が一時、前日比6%高 の6760円と急反発。昨年11月6日以来、約3カ月ぶりの高値水準を 回復した。豪州産の発電用石炭価格の上昇傾向は同社の来期以降の石 炭鉱山事業にプラス、との見方が一部アナリストから示され、今後の 収益回復、株価の底打ち反転基調の持続を見込む買いが優勢になった。

三菱UFJ証券は15日付で、出光興産株の投資判断を従来の「3 (市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム」)」に引き上げ、目標 株価を7300円に設定した。荻野零児シニアアナリストは投資家向けレ ポートで、格上げ理由として「2011年3月期には石炭販売価格の上昇 により、豪州石炭鉱山事業が増益となる可能性がある」点に言及。ま た、石油製品のスプレッド改善や策定中の新しい『中期経営計画』な ども株価押し上げの材料になり得ると見ている。

豪州産の発電用石炭のスポット価格は、1月末時点でトン当たり

97.75ドルと、前年同月の81.50ドルから上昇している。一方、出光 興産は今月2日、石油製品スプレッド縮小などで今期(10年3月期) の連結営業利益予想を前期比59%減の420億円と、従来から120億円 下方修正していた。

三菱UFJ証券では、今期営業利益については会社計画並みを想 定。11年3月期予想については従来の356億円から271億円に下方修 正したが、12年3月期は396億円から501億円に上方修正している。 原油や石炭の価格想定の引き上げにより、石油開発事業や石炭・その 他事業の利益を上積みした。11年3月期以降の前提条件については、 ドバイ原油価格をバレル当たり80ドル、為替レートは1ドル=90円 としている。

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