昭和シェル:様々な検討している-製油所能力の削減報道で

昭和シェル石油は、国内製油所の 精製能力を約2割削減する方針を固めたとの報道について、同社の発 表に基づくものではないとしたうえで、「様々な検討はしている」との コメントを発表した。

NHKは16日、ガソリン需要の伸びが見込めないため、昭和シ ェルが川崎にある製油所の精製設備を廃棄する方針を固めたと伝えた。 昭和シェル石油は京浜製油所扇町工場(神奈川県川崎市)に、同社グ ループの国内精製能力の約2割に相当する日量12万バレルの常圧蒸 留装置を保有している。

人口減少や景気後退の影響で石油製品の需要は減少の一途をたど っている。経済産業省の統計によると、2009年6月に製油所の稼働率 は65%まで下落。その後も70%台で推移している。今後も需要回復の 見通しが立たないことから、国内石油元売り各社の間では製油所設備 を廃棄する動きが加速している。

来春に経営統合する新日本石油と新日鉱ホールディングスは、11 年3月末までに計40万バレルの能力削減を計画。さらに、15年3月 末までに追加で20万バレルを削減することも予定している。コスモ 石油も2月に、4製油所で63万5000バレルある能力の8万バレル (13%)を削減した。5月初めに公表する12年度までの中期経営計画 で製油所の閉鎖を含む抜本的な対策を打ち出すことも計画してい る。

昭和シェル石油は16日午後3時に、2009年12月期の連結決算 を発表する予定。同社は320億円の純損失を予想しており、2期連続 の赤字となる見通しだ。

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