全日空株1月来の上昇率、国際線主導の来期回復期待-シティ格上げ

全日本空輸株が一時、前日比4.3% 高の268円と上昇。1月12日(7.4%高)以来、約1カ月ぶりの日中 上昇率を記録した。国際線需要の好転を背景とした来期以降の業績回 復を見込み、シティグループ証券では投資判断を引き上げたため、現 状の株価水準を見直す動きが広がった。

シティグループ証券は15日付で、投資判断を「ホールド」から「買 い」に引き上げた。担当の松本直子アナリストは投資家向けメモで、 株式市場全体の下落や第3四半期(2009年4-12月期)までの業績の 悪さがこれまでの株価下落の要因と指摘。その上で、「今後は需要回復 と費用圧縮による業績回復を織り込む局面」との見方を示した。

全日空が10日に開示したグループの旅客輸送実績によると、09 年12月の国際線は前年同月比19%増の36万人と5カ月連続でプラス となった。松本氏は、来期(11年3月期)以降は国内旅客需要の回復 は楽観視していないとしながらも、需給適合による収支改善を予想、 国際線は需要回復とともに成田、羽田の新規枠活用による増収けん引 を見込んでいる。

ブルームバーグ・データに登録されたアナリスト12人の連結営業 損益の予想平均値は、今期(10年3月期)が278億円の赤字、来期は 305億円の黒字と、業績の急改善が予想されている。

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