ACCES株が急反落、成長性陰りと大和証は2段階格下げ

携帯電話用閲覧ソフトを開発して いるACCESS株が急反落し、1年3カ月ぶりの安値を更新。端末メ ーカーによる内製回帰などの影響から、携帯端末向けソフトウエアプラ ットフォーム「ALP」のロイヤルティー収入が減少するとの見方が出 ている。

株価は前日比11%安の10万2000円まで下げ、2008年10月29日 以来の安値を更新。午前10時22分現在は9.3%安の10万4100円で、 東証マザーズ市場の値下がり率2位。出来高は7635株と、前日までの 過去1年間の平均5312株をすでに上回った。

大和証券キャピタル・マーケッツは15日、ACCESSの投資判 断を「2(アウトパフォーム)」から「4(アンダーパフォーム)」に 2段階引き下げた。

大和証は11年に国内で1000万台、12年1200万台採用されると予 想していたALP搭載の携帯端末をそれぞれ200万台に見直し、11年 1月期は80億円、12年1月期は100億円と予想していたALPのロイ ヤルティー収入をそれぞれ20億円へ減額した。ALPは、ACCES Sが中核商品として開発してきた「Linux(リナックス)」ベースの携 帯電話向けプラットフォーム。

15日付の同証券のリポートによると、昨年暮れに発売されたAL Pなどは、オペレーターが求めた仕様を完全に満たしきれていないと推 察されるという。11年1月期以降のALPビジネスにネガティブに作 用するリスクが高まったとしている。

大和証は11年1月期の連結営業利益予想を63億円から20億円、 12年1月期は105億円から30億円に大幅に下方修正した。会社側は昨 年12月の時点で、前期(10年1月期)の連結営業利益を32億円と計 画している。大和証の中村哲也アナリストは「中長期のファンダメンタ ルズに陰り」とし、現在の株価については「成長性に対し割安感が後退 した」と指摘している。

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