ギリシャの財政危機、ユーロ圏の東方拡大の障害にならず-ノムラ

ギリシャの財政危機がユーロ圏の 東方拡大を妨げることはない。ユーロ圏に加わることが、同様の問題 を回避する手段になると政策当局者が考えているためだ―――――。 ノムラ・インターナショナルがこうした見解を示した。

ノムラ・インターナショナルのロンドン在勤アナリスト、ピータ ー・アッタード・モンタルト氏は15日付のリポートで、ユーロ導入国 が現在の危機から抜け出しつつある中で、欧州連合(EU)の行政執 行機関である欧州委員会は「これらの国にとってユーロが政治・経済 を安定化するふさわしい力だという認識を持ち続けるだろう」と指摘。 ユーロ導入で為替リスクが解消され、フランスやドイツなどの国では 事業コストの低減につながるとも記した。

2004年以降にEUに加盟した旧共産圏10カ国がユーロ導入に向 けて準備を進めている。このグループで経済規模上位3カ国のポーラ ンドとチェコ、ハンガリーは公式な導入目標時期を設定していない。 モンタルト氏は、ポーランドがユーロ導入の前段階である欧州為替相 場メカニズムへの加盟に向けた公式協議を来年1-3月(第1四半期) に開始するとみている。

モンタルト氏によれば、エストニアが予定している来年1月のユ ーロ導入は承認される見通し。ユーロ導入についてノムラは、ラトビ アが12年、リトアニアは13年、ポーランドは14年、ハンガリーは 15年、チェコは17年と予想している。

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