米テクノロジー業界のM&A、08年水準回復の公算大-PwC見通し

米コンサルティング会社プライ スウォーターハウスクーパース(PwC)のリポートによると、今 年の米テクノロジー業界のM&A(合併・買収)のペースと規模は 「堅調な」水準を回復する見通しだ。昨年のM&A総額は50%超の 落ち込みだった。

PwCのトランザクション・サービシズ・グループのパートナ ー、トッドソン・ページ氏は、特にハードウエアメーカーとインタ ーネット関連企業、半導体メーカーが、比較的規模の小さい企業の 買収を積極化するとの見通しを示した。

PwCによると、昨年の米国のテクノロジー企業のM&Aは 107件、総額で360億ドル。2008年はそれぞれ195件、772億ドル だった。今年は低金利のほか、買い手企業の健全なバランスシート (貸借対照表)やバリュエーション(株価評価)を追い風に、08年 の水準に戻る公算が大きいという。

ページ氏はカリフォルニア州サンノゼからインタビューに答え、 「10年のテクノロジー業界のM&Aは、昨年に比べかなりの活況を 呈す」と指摘。「バランスシートが健全な半導体メーカーは、自社 より劣勢か規模の小さいライバル企業を買収する」との見通しを示 した。

PwCによると、リセッション(景気後退)期に減産した半導 体メーカーは買収を通じて生産を拡大する見通し。ハードウエアと ネットワーク機器メーカーはストレージ(外部記憶装置)事業の拡 張や比較的規模の小さい顧客の開拓に力を入れるとみられる。ネッ ト関連会社は新興企業の買収を積極化し、ソフトウエアメーカーは 情報セキュリティやクラウドコンピューティングの分野で事業を拡 大するためのターゲットを探すという。

PwCは、テクノロジー業界の買収はそれでもなお06、07年の 水準には届かないと指摘した。

-- Editors: Jonathan Thaw, Nick Turner

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net  Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Rochelle Garner in San Francisco at +1-415-617-7136 or rgarner4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Jonathan Thaw at +1-415-617-7168 or jthaw@bloomberg.net.

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