EU財務相ら、ギリシャへの圧力強化-数日内にアテネへ当局者派遣へ

欧州の財務当局者らは、財政赤 字削減に向けてギリシャに圧力を強めた。救済の具体策は示さなか った。

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のレーン委員 (経済・通貨担当)はEU財務相会合後の記者会見で、「ギリシャ による断固たる自助行為を前提条件に、われわれはギリシャの苦境 克服を支援することができる」と語った。欧州委と欧州中央銀行 (ECB)の当局者らが財政健全化策の「実行状況をチェック」す るために数日内にアテネを訪れることも明らかにした。

財務相らは赤字削減に十分な進展が見られない場合は3月16日 までに財政健全化の追加措置を準備するようギリシャに求めている。 EU首脳らは先週、ギリシャ支援を表明したものの、具体的な支援 方法を決める前にギリシャが歳出削減を実行することを確認したい 考えだ。投資家は具体的なギリシャ支援案への言及を期待していた。

財務相らはギリシャ支援の具体策は示さず、ギリシャに一段の 財政赤字削減を求めた。ドイツのアスムッセン財務次官は、ギリシ ャの取り組みは、域内で次に大きな財政赤字を抱えるアイルランド の措置と並ぶものでなければならないと述べた。同国は公的部門の 賃金削減を実施した。

オーストリアのプレル財務相は会合前に、「ギリシャの責任回 避は許されない」と発言。スウェーデンのボリ財務相も「市場の信 頼回復に向けたより具体的な措置」をギリシャに求めた。

一方、ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は16日、同国政 府の財政赤字削減は計画以上に進展していると述べた。昨日は「タ イタニック号の進路を変えるような大仕事」と発言していた。

ユーロ圏財務相会合の議長を務めるユンケル・ルクセンブルク 首相兼国庫相は、支援のメカニズムについて「公に議論するのは賢 明ではない」と述べた。

EU首脳らは先週ギリシャ支援を約束した際、国際通貨基金 (IMF)からの技術的な協力に言及したが、ユンケル首相はこの 日、IMFがそれ以上の役割を演じるとの考えは「ばかげている」 と述べた。

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