1月の欧州新車販売:伸びが減速-買い替え奨励策の終了響く

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1月の欧州市場での自動車販売台 数は、政府による自動車買い替え奨励策が終了した影響から伸びが減 速した。

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表した資料によると、 欧州連合(EU)とスイス、ノルウェー、アイスランドの1月の新車 登録台数は109万台で、前年同月比13%増加した。昨年12月は16% 増だった。欧州最大の市場であるドイツでの登録台数は2カ月連続で 減少した。

クレディ・スイスのアナリスト、デービッド・アーノルド氏(ロ ンドン在勤)は電子メールで配布した顧客向けリポートで「ドイツの 減少は、買い替え奨励策打ち切りによる反動減がEU全体ですぐにも 生じることを示唆している」と指摘した。

フランスでは、買い替え奨励策終了前の駆け込み需要から登録台 数が14%伸び、同国自動車メーカーのルノーやプジョーシトロエング ループ(PSA)の販売増に寄与した。販売台数はルノーが前年同月 比60%増、プジョーが同18%増だった。ドイツは1台当たり2500 ユーロ(約31万円)の買い替え奨励策を講じたが、昨年9月に予算 枠を使い切り、登録台数は昨年12月の4.6%減に続いて1月も4.3% 減少した。

ドイツ自動車工業会(VDA)は発表資料で「奨励策の終了で、 西欧での需要は向こう数カ月で大幅に冷え込む公算が大きい」との見 通しを示した。

フランス政府は昨年、1台当たり1000ユーロの奨励金を支給す る支援策を実施。奨励金は1月1日から700ユーロに引き下げられ、 今年7-12月(下期)には500ユーロとなる。1台当たり2000ポ ンド(約29万円)を支給する奨励策を実施している英政府は今月4 日、奨励策の期限を3月末まで1カ月、あるいは4億ポンドの予算枠 を使い切るまで延長することを決定した。

メーカー別の販売台数は、欧州最大手のドイツのフォルクスワー ゲン(VW)が12%増えた。「スコダ」ブランドが29%伸び、販売増 をけん引した。イタリア最大手のフィアットは19%増。国内市場が 30%伸びたことが寄与した。一方、独ダイムラーは「スマート」ブラ ンドの販売台数が29%減となったことが響いて15%減少した。

-- With assistance from Steve Rothwell in London. Editors: Tom Lavell, Christopher Jasper

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Laurence Frost in Paris at +33-1-5530-6298 or lfrost4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Kenneth Wong at +49-30-70010-6215 or kwong11@bloomberg.net

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