【個別銘柄】JCOMとジェイコム、電産サン、消費者金、サンシテ

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材料銘柄の終値は以下の通り。

ケーブルテレビ国内最大手のジュピターテレコム(JCOM: 4817):ストップ高水準となる前日比1万5000円(17%)高の10万 5000円で一部配分。なお差し引き約23万株の買い注文を残した。住 友商事(8053)が1株当たり13万9500円で株式公開買い付け(TOB) を実施すると15日に発表。議決権総数の12.62%を上限にJCOM株 を取得し、最大40%の保有を目指す構え。TOB価格が15日終値か ら55%上乗せされた水準で、新たに市場で同社株を買い付けても投資 利益が出るとみられた。財務負担が懸念された住友商は4.4%安の967 円。

人材サービスのジェイコムホールディングス(2462):3.1%高の 8万9700円。売買高は2401株と昨年7月3日(2579株)以来、約7カ 月ぶりの高水準。住商がジュピターテレコム(JCOM)を対象に株 式公開買い付け(TOB)を実施すると15日発表したことを受け、J COMとジェイコムの株式を取り間違えたとの見方が市場関係者の間 で出ていた。この日の高値は8.6%高の9万4500円と始値で、チャー ト分析上はいわゆる「寄り付き天井」。

KDDI(9433):0.1%高の49万4000円。JCOM株をめぐる住 友商との争奪戦について、ドイツ証券の安藤義夫シニアアナリストは 「KDDIが住友商に対抗して主導権を取りに行かなければならない 理由は少なく、住友商40%、KDDI33%で収まりが良ければ、短期 株価にはややポジティブ」とリポートで記した。今後はJCOMや住 友商とどんな新戦略を描くかに焦点が移る、とも指摘している。

日本電産サンキョー(7757):1.2%高の751円。午後1時すぎには 急伸し、一時2.8%高まであった。バンクーバー冬季五輪のスピード スケート男子500メートル決勝で、同社所属の長島圭一郎(27)選手が 銀メダル、同じく加藤条治(25)選手が銅メダルを獲得した。

消費者金融株:プロミス(8574)は8.6%安の651円、武富士 (8564)が同5.6%安の372円など売られ、東証1部33業種のその他 金融指数は1.8%安で下落率1位。消費者ローンの規制を強化する改 正貸金業法の施行を6月に控え、規制強化後の収益動向に対する懸念 が根強い。シティグループ証券が業界全体の投資判断を「中立」から 「弱気」に引き下げたことも、マイナス材料になった。

堀場製作所(6856):5.8%安の2210円。会社側は、半導体業界な どで景気持ち直しの兆しが見えているとして、今期(2010年12月期) は大幅な営業増益が可能だと見込んだが、市場の事前予想を下回り、 売りが優勢となった。会社側の連結営業利益目標は65億円(前期比 26%増)で、担当アナリスト8人の同予想平均値は69億円。

サンシティ(8910):16%高の2345円。今期(10年12月期)の 連結純損益が4億3000万円の黒字になるとの計画を15日に発表。前 期は不動産評価損や、棚卸資産評価損などを計上し64億円の赤字と2 期連続の最終赤字だったため、業績回復が期待された。今期は、同社 が得意とする地方衛星都市を中心とした分譲マンション事業に特化、 経営資源の集中を継続するという。

全日本空輸(9202):3.1%高の265円。国際線需要の好転を背景 とした来期以降の業績回復を見込み、シティグループ証券では投資判 断を従来の「ホールド」から「買い」に引き上げたため、現状の株価 水準を見直す動きが広がった。

パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディング ス(2466):7.9%高の6万8000円。今期(10年12月期)の連結純利 益が前期比27%増の110億円と増益に転じる、との予想を15日に公 表。コースコンディションを良好に維持し、他社ゴルフ場との差別化 などで来場者を増やすという。

セントラル硝子(4044):5.7%高の391円。山口県の宇部工場にリ チウムイオン二次電池用電解液プラントを新設する、と15日に発表。 製造能力は年5000トン以上で、11年春の稼働開始を予定している。 現在稼働中の川崎工場に加え、国内2拠点から安定供給できるという。

アマダ(6113):3.7%高の667円。国内受注が予想以上に堅調に推 移している上、設備投資回復の兆しもあり、来期(11年3月期)の営 業黒字化への期待が高まった。野村証券では15日付で投資判断を「2 (中立)」から「1(買い)」に、目標株価を650円から850円にそれ ぞれ引き上げた。

ACCESS(4813):0.3%安の11万4500円。一時は12%安まで あった。大和証券キャピタル・マーケッツは15日付の「中長期のファ ンダメンタルズに陰り」と題したリポートで、「成長性に対して割安感 が後退した」などと指摘、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から 「4(アンダーパフォーム)」に2段階引き下げた。

タムラ製作所(6768):4.3%高の267円。発光ダイオード(LE D)の光の輪郭をくっきりさせる黒色の吸収剤を開発した、と16日付 日経産業新聞が報道。LEDの実装基板に塗布すれば、周囲の光をほ ぼ反射しなくなり、信号など屋外のLEDでもくっきり見えるように なるという。今後の需要拡大を見込む買いが優勢になった。

花王(4452):0.4%高の2212円。化粧品事業で売れ筋商品に経営 資源を集中すると16日付の日経新聞朝刊が報道した。子会社のカネボ ウ化粧品を含む国内外の76ブランドのうち、約20を重点的に販売す る戦略ブランドに選定し、販売促進費などを手厚くするという。

Jパワー(電源開発:9513):2.1%高の2865円。ベトナム・ホー チミン市郊外でもみ殻発電を展開する計画がある、と16日付の日本経 済新聞朝刊が報じたことを受けた。

出光興産(5019):6.1%高の6770円と高値引けで、終値では昨年 10月26日以来、約3カ月半ぶりの高値水準。三菱UFJ証券は15日 付で同社の投資判断を「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォ ーム)」に引き上げている。同証では、発電用石炭価格が上昇すれば、 来期の豪州石炭事業が増益になる可能性がある点に注目。

日本ケミコン(6997):4.9%安の310円。公募増資などで最大80 億円を調達すると15日発表。第3者割当増資も含めたファイナンス後の 発行済み株式総数は現状比12%増の1億4246万株になるため、1株 当たり利益の希薄化などが懸念された。

学研ホールディングス(9470):3.7%安の211円で安値引け。事 業整理損失引当金繰入額や投資有価証券評価損を特別損失として計上 するため、10年9月期の連結純利益が3億円にとどまりそう、と15 日に発表。前回予想は12億円だったため、75%の減額修正となる。

高砂熱学工業(1969):4.9%安の683円。三菱UFJ証券は15 日、投資判断を「3(市場平均並み)」から「4(アンダーパフォー ム)」に下げた。受注が当初の見通しに比べ低調に推移したことに加 え、受注時期にも遅れがみられるとして、10年3月期の業績予想を減 額した。

リサ・パートナーズ(8924):8%安の5万2000円。90億円の転 換社債型新株予権付社債(CB)を発行すると15日に発表。潜在的な 株式希薄化懸念が広がった。CBはNECキャピタルソリューション とドイツ銀行ロンドン支店に割り当てる。

ソルコム(1987):3.6%高の204円。発行済み株式総数の0.73% 相当する20万株を上限に自己株式を取得する、と前日発表。上限額は 4000万円。株主還元姿勢などを評価した買いが優勢となった。

ベルパーク(9441):7.1%高の12万100円。三菱UFJ証券は15 日、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「1(強い買い)」に 引き上げた。保守的な会社計画発表を受け10日に急落したが、同社に 追い風の業界環境は崩れないと判断、株価の割安感が強まったとの見 方を示唆。目標株価も従来の20万円から21万4000円に引き上げ。

ゼクス(8913):0.5%高の1173円。一時14%高まであった。中 国主要18都市で推進中のシニアハウジングの開発と並行し、新たにリ ゾート型シニアハウジング事業の取り組みを開始すると15日夜に発 表。黄海に面した山東省内の特別環境保全リゾート開発区内で高級ホ テル、温泉施設、住宅棟・商業施設などの複合リゾート施設を開発し ている海阳投資管理諮詢有限公司と連携することで14日に基本合意 したとしており、今後の中国展開拡大の可能性が材料視された。

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