欧州のLBO:13年までデフォルト増加も-フィッチ(Update1)

格付け会社フィッチ・レーティン グスは、欧州でレバレッジド・バイアウト(LBO)向け融資のデフ ォルト(債務不履行)が2013年までに増える可能性があるとの見方 を示した。これらの融資の多くが同期間に期限を迎えることを理由と している。

フィッチの15日の発表によれば、13年から16年は返済期限を 迎える債務が年平均480億ユーロ(約5兆8850億円)と、今年の65 億ユーロから急増する。フィッチはこれらの融資を格付けしているが 格付けは公表していない。

LBOを通じて買収された293企業の昨年末のデフォルト率は

6.7%と、08年末の2.1%から上昇していた。フィッチによると、3 年間での累積デフォルト率は10年末に最悪20%まで上昇すると見込 まれる。

ロンドン在勤のアナリスト、パブロ・マッツィーニ氏はリポート で、「LBOの事業計画は景気回復の弱さに影響されやすい状況が続い ており、12年以降のデレバレッジ(借り入れ依存の解消)の行き詰ま りや借り換え難リスクの高まりにつながる恐れがある」との見方を示 した。借り手企業は「償還期に債務を返済するのに十分なキャッシュ フローを生み出せない可能性が高い」と指摘した。

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