欧州ジャンク債、リターンは米国を上回る-ギリシャ問題解決への期待

欧州の高利回り・高リスク(ジャ ンク)社債は米国のジャンク債よりも高い投資リターンを上げており、 ギリシャの財政危機は封じ込められるとの投資家の期待を示している。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチが算出する指数 のデータによれば、オランダのABNアムロ銀行やスペインのバン コ・デ・バレンシアが発行したハイブリッド債を含む欧州のジャンク 債の今年のリターンはプラス2.26%なのに対し、米国ではマイナス

0.36%。相場が上昇した後でも、欧州のジャンク債は米国のジャンク 債で得られるリターンを上回り、景気低迷に対するクッションを提供 している。

欧州連合(EU)は先週、対国内総生産(GDP)比率でユーロ 圏最大の財政赤字を抱えるギリシャに対して支援を表明したが、バー クレイズ・キャピタルは12日、ギリシャよりも経済規模の大きな国 に「波及」する公算は小さいとの見方を示した。

フリッドソン・インベストメント・アドバイザーズのマーティン・ フリッドソン最高経営責任者(CEO)は「ギリシャ問題は、高利回 り債よりも銀行や投資適格級債に対する懸念材料と見なされている」 と指摘。米国を含む国々からの「大量の資金流入」で、欧州のジャン ク債相場は押し上げられたと語った。

BOAメリルリンチのグローバル・ブロード・マーケット・コー ポレート・インデックスによれば、投資家が社債に求める国債に対す るスプレッド(上乗せ利回り)は先週、2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)拡大し171bpとなった。

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