チヨダ株1月来安値、業績のV字回復遠いと大和格下げ-靴PB一巡

靴量販店首位のチヨダ株が続落。 天候不順や消費低迷で今期は減収減益見通しであるほか、靴部門の収 益性改善を支えたプライベートブランド(PB)拡大の一巡などで来 期の業績Ⅴ字回復は難しいとし、一部アナリストが投資判断を引き下 げた。業況好転期待が遠のき、一時前週末比2.9%安の1149円と1月 13日(1138円)以来、約1カ月ぶりの安値に沈んだ。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所は12日付で、チ ヨダの投資判断を従来の「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」 に引き下げた。担当の松本大介アナリストは投資家向けメモで、主力 の靴部門でPB急拡大に一服感がある上、衣料品部門は11年2月期に かけて構造改革が続き、「V字回復は期待し難い」と指摘。店舗のリス トラによるコスト削減効果は見込めるが、単価下落、同業他社の値下 げ攻勢が利益面の足かせになると見ている。

チヨダは1月8日、今期(10年2月期)業績予想を下方修正した。 天候不順による靴部門の不振、消費低迷やファストファッションの台 頭を受けた衣料品部門の伸び悩みなどが背景。新しく示された連結営 業利益予想は従来計画比13%減の40億円、前期実績は67億円だった。

ブルームバーグ・データにあるアナリスト3人の今期連結営業利 益の予想平均値は38億円と、会社側の修正値(40億円)をさらに下 回る。松本氏は、堅固な財務体質を背景とした高配当利回りは評価し つつも、業績回復の遅行を踏まえれば、「PBR0.7倍の割安感だけで は、株価上昇の材料不足」とした。

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