シプヘルH株が続伸、収益性改善で四半期決算良好-株価は割安との声

医療機関向けの機器販売やコンサ ルティングサービスを手掛けるシップヘルスケアホールディングスの株 価が一時、前週末比2.9%高の4万9850円と続伸。診療材料の販売な どを手がけるメディカルサプライ事業の収益性が向上、業績は計画通り 推移している。今年4月の調剤報酬改定もプラスに働くため、現在の株 価は割安との声も出ている。

シプヘルHが前週末12日の取引終了後に公表した9カ月累計 (2009年4-12月)決算によると、本業のもうけを示す連結営業利益 は前年同期比64%増の25億円となった。連結子会社となったセントラ ルユニなどの売上計上方法を工事進行基準に変更したことで、費用の計 上が分散できたほか、メディカルサプライ事業の仕入れ条件も改善、営 業利益率は2.8%と前年同期から0.9ポイント向上した。

同社取締役経営企画室長の横山裕司氏は、主力のトータルパックシ ステム事業(医療機関向けの経営支援など)の受注について、「2月と 3月に大型案件がある。通期受注件数は前期より少ないが、大型プロジ ェクトの受注で受注額は大きくなる」と説明している。

野村証券のアナリスト、繁村京一郎氏は、業績は想定通り順調と前 置きしたうえで「トータルパックシステム事業の受注残の多さなどを勘 案すれば、株価純資産倍率(PBR)1倍を割り込むような銘柄ではな い」と指摘、同社株の目標株価10万円を継続すると話した。

前期の1株純資産を基準にしたPBRは0.93倍。繁村氏は「高グ ロース(成長)銘柄として見直される可能性があるうえ、診療報酬改定 で追い風を受ける銘柄として注目を集めるのではないか」と述べた。

厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は 12日に総会を開催し、4月の診療報酬改定に関する主要改定項目案を 厚労相に答申した。後発医薬品の使用促進策を一段と強化、数量ベース で全処方の30%以上を後発医薬品とした薬局には17点(1点=10円) の加算がある。また大型門前薬局の調剤基本料も引き上げるよう提案し た。シプヘルHは調剤薬局事業も手掛けているため、今回の改正が「ポ ジティブに働く」と繁村氏はみている。

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