鳩山首相:GDPプラス、外需頼み強く楽観許されない(Update2)

鳩山由紀夫首相は15日夕、昨年 10-12月期の実質国内総生産(GDP)1次速報値が前期比年率

4.6%増と3四半期連続でプラス成長となったものの、外需頼みの部 分が強く楽観は許されないとの認識を明らかにした。官邸で記者団 に語った。

首相は「プラス成長ということはうれしいニュースではあるが 手放しで喜んではいられない」と指摘。その上で、「まだまだ外需頼 みという部分は相当強くあるだけに、雇用問題など厳しさはまだま だ続く状況だと思っている。決して楽観は許される状況ではない」 と語った。

また、国会で審議中の2010年度予算案を早期に成立させること が最大の景気対策だとも述べた。

これに先立ち、平野博文官房長官は15日午前の会見で、GDP 速報値について「数字的には好転はしている、 この数字は数字だ」 と指摘した上で、「実体的な景気動向、経済状況については依然、厳 しいものがあるとわれわれとしては認識をしなければならない」と 語った。

平野氏は、景気の二番底を回避できるとの見方については「わ れわれとしては二番底にならないようにどうするかということが大 事だ。92兆円を超える予算を組んでおり、その予算執行を早くする ことがその対策につながっていくものと考えている」と述べた。

内閣府が15日発表した四半期別国民所得統計によると、10-12 月期の実質GDPは前期比1.1%増と、事前予想を上回った。

一方、首相は、菅直人副総理兼財務相が消費税の見直し議論を 3月から開始する方針を示したことに対して「消費税の議論も行う ことは結構だ」と容認する考えを示した。ただ、昨年8月の衆院選 で衆院議員の任期中(4年間)は消費税率を上げないことを約束し たことを挙げ、「そこを守ることは菅大臣にも理解していただいてい る」とも強調した。

--取材協力:伊藤辰雄、氏兼敬子Editor: Hitoshi Sugimoto, Hideki Asai

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