マツキヨH株は反落、業績好進ちょくも想定範囲-消費と競合を警戒

ドラッグストア業界最大手のマツ モトキヨシホールディングス株が一時前週末比3.4%安の1986円と反 落、2週間ぶりに2000円を割り込んだ。店舗数の増加や宣伝費の抑制 などで9カ月累計決算は営業増益を確保したが、会社側は通期業績予 想を据え置いたため、上振れを期待していた向きから売りが出た。

マツキヨHが前週末12日の取引終了後に公表した9カ月累計 (2009年4-12月)決算によると、本業のもうけを示す連結営業利益 は前年同期比3.4%増の116億円だった。宣伝費圧縮などで販売管理 費を0.5%削減、収益力は維持した。一方、主力の小売事業の薬粧売 上高は前年同期比1.7%減の2704億円と苦戦、新型インフルエンザの 流行を受け病院など医療機関に通う人が増え、ドラッグストアで総合 感冒薬を買う向きが減った。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュの岸和夫アナリストは、 「業績は順調だが、消費環境が悪い上、薬事法改正で食品スーパーな どほかの業態から浸食を受けているため、ドラッグストア銘柄への買 いが鈍っている」と指摘した。マツキヨHの場合、「当面は2000円近 辺で値固めを行うと読んでいる」という。

岸氏は、一般用医薬品や化粧品を販売する小売業の今後の注目点 について、「価格競争力と出店力で優勝劣敗がはっきりする」と分析。 今後1年程度で、勝ち組が鮮明になるとの認識を示した。

ブルームバーグ・データによると、マツキヨH株の担当アナリス ト9人の今期(2010年3月期)連結営業利益予想の平均は166億円で、 会社計画の164億円を1.2%上回る。

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