川崎汽株急反発、希薄化より事業再構築の姿勢評価-公募増資を発表

川崎汽船株が一時、前週末比6.7% 高の318円と急反発。同社は12日の取引終了後、最大346億円を調達 する公募増資などの計画を発表した。1株価値の希薄化が見込まれる ものの、株式市場では事業再構築と強化のための資金調達を評価、買 い優勢となっている。

三菱UFJ証券の姫野良太アナリストは、理論的には約2割は株 式の希薄化が見込まれるが、「公募増資のタイミングが良い。海運市況 が回復基調にあり、同社が主力事業とするとするコンテナ船運賃も戻 ってきており、市場としても川崎汽船の将来のストーリーが描きやす い外部環境」と指摘した。

川崎船の発表によると、公募増資1億1000万株と第三者割当増資 1650万株により、発行済み株式総数は最大7億6538万2298株になる。 1月31日現在は6億3888万2298株。 同社では、中核事業のコンテ ナ船事業への投資を抑制する一方、ばら積み船などドライバルク事業 や自動車船事業などの周辺事業を一段と強化する意向。今回の資金調 達は、船舶を中心に全額設備投資に充当する方針だ。同社は、昨年4 月に発表した中期計画を見直し、1月に発表している。

川崎船の山口正人IR・広報グループ長は、今回の公募増資につ いて「来季以降の事業の立て直しが主な使途だ。外部環境は依然厳し い中で、コンテナ事業の立て直しとドライバルク事業などの周辺事業 の強化が急務で、事業の再構築を目指した資金調達」と説明した。

-- Editor:Shintaro Inkyo

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