インド中銀副総裁:外国人投資家による国債投資拡大は認めない方針

インド準備銀行(RBI、中央銀 行)のシャマラ・ゴピナト副総裁は、外国人投資家による国債投資の 拡大は認めない方針を示した。高利回り資産が過剰な需要を招き、資 本流入に拍車を掛けかねないことを理由としている。

ゴピナト副総裁は13日、ムンバイでブルームバーグ・ニュースの インタビューに応じ、「インド国債は安全でジャムのようなものだ。キ ャリートレードをさらに助長しかねない」と述べ、「誰にとっても、低 金利で資金を調達して安全な債券に投資するのは非常に簡単だ。結果 として、資本の流れを管理する必要がある」と説明した。

同副総裁の発言は、国際通貨基金(IMF)のリプスキー筆頭副 専務理事が12日、取引を促進し資金調達コストを下げるためにインド は債券市場で海外投資家に対する規制を緩和すべきだとの見解を示し たことを受けたものだ。RBIは、国外から資金流入が増え、通貨ル ピー高を招くことで輸出に打撃を与える恐れがあるとして、そうした 規制緩和には慎重になっている。

インドは、外国人投資家の国債投資の上限を年50億ドル(約4500 億円)に定めている。10日現在、外国からの国債への投資残高は100 億ドル。

ゴピナト副総裁によると、同国は新しい道路や港湾などインフラ 整備の資金調達を支援するために、外国人投資家がもっと社債に向く ように後押ししたい考えという。同国は国内社債に対する外国からの 投資の上限を150億ドルに設定している。

同副総裁は「信用リスクをいとわない人々を歓迎すべきだ。社債 への投資の上限を高めに設定しているのはそのためだ」と語った。

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