ギリシャ:スワップで利子繰り延べか-ゴールドマンも支援(Update1

ギリシャ政府は証券会社との一 連のスワップ契約を利用することによって、債務拡大の実態を隠すこ とが可能になったものとみられる。ギリシャ財務省の委託でまとめら れた1日付の報告書で明らかになった。

報告書によれば、ギリシャは利払いを数年先に繰り延べる目的で スワップ契約を利用した。同国が利用した証券会社の具体名は特定さ れていない。しかし、1999-2004年に公債管理庁の責任者を務めた クリストフォロス・サルデリス氏は先週のインタビューで、スワップ 契約を通じて10億ドル(約902億円)を調達するため、02年に米金 融大手ゴールドマン・サックス・グループの助けを借りたことを認め た。

報告書は「スワップは利払いの恒久的削減につながるものに厳格 に限定すべきだが、これらの契約の一部は利払いを将来に繰り延べる ために行われ、国家に長期的な打撃を与えた」と指摘しており、議会 が現在、報告書の内容を精査している。

事情を直接知る2人の関係者が匿名で語ったところでは、格付け 会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーテ ィングスも、スワップ契約の利用をめぐってギリシャに問い合わせを 行っている。

ババリアン・センター・オブ・ファイナンス(ミュンヘン)のウ ォルフガング・ゲルケ社長はインタビューで、「ギリシャは赤字を隠 すために会計上のトリックを活用した。これは非常に大きな問題だ」 と発言。「格付け会社がやろうとしていることは正しいが、遅きに失 するのではないか。欧州連合(EU)はこの間、眠り続けてきた」と 批判した。

ゴールドマンの広報担当ルーカス・バンプラーグ氏に電子メール を送ってコメントを求めたが、今のところ回答はない。

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