タチエス株が大幅続伸、利益予想上乗せ-エコカー減税効果

乗用車やトラックのシートなどを 手がけるタチエスの株価が大幅続伸。国内のエコカー減税など各国の自 動車買い替え促進策によって、自動車シートの受注が国内外で回復して おり、2010年3月期の連結最終利益予想を従来比93%増額修正した。 収益環境の好転を評価した買いが優勢だ。

午前終値は前週末比5.1%高の846円。一時は7.5%高の865円ま で上げ、1月20日以来、約1カ月ぶりの高値を更新した。出来高は 20万6900株と、前日までの過去1年間の平均9万4636株をすでに上 回っている。

10年3月期の連結最終利益は29億円の見通しになった、と12日 に発表した。従来予想は15億円。前期実績は37億400万円の赤字。同 社の財務部の一ノ瀬哲也氏は、「今期は堅めに見通していたが、明るさ をかなり取り戻している」と話す。

会社側によると、エコカー減税や補助金の効果で、自動車シートが 国内向けに想定以上に伸びた。北米や中国向けも順調に回復し、工場の 稼働率は平常時近くまで戻っているという。10年はタイとインドに工 場を新設する予定。日産自動車の小型車向けにシートを生産する。

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