サウジ通貨庁長官:ドルは競争に直面へ-通貨システム「多極化」で

サウジアラビア通貨庁(SAMA、 中央銀行に相当)のジャーセル長官は、「多極的」な通貨システムの進 展に伴い、ドルは世界の準備通貨としての地位をめぐる競争に直面す るとの見方を示した。

ジャーセル長官は14日開かれた経済フォーラムで「数年前に比 べて先進国の政府債務は相当増えているだけに、ドルには競争を見込 んでおくべきだろう」と述べた。

中国とインド、ロシアは1930年代以降で最悪の世界不況を受け、 ドルに代わる準備通貨の導入を呼び掛けている。米経済や政府債務の 増加への懸念からドル指数は過去1年間で7.2%下落した。

サウジの通貨は対米ドル・ペッグ(連動)制を採用しているが、 同国は現在、ほかのペルシャ湾岸諸国3カ国とともに単一通貨の導入 に向けて取り組んでいる。ジャーセル長官は「ドルは依然、準備通貨 として突出した役割を担っているが、外貨準備高ではユーロが重要性 を高めつつある」と指摘し、「以前から言っているように、わたしが望 むのは多極的なシステムだ」と話した。

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