EUのギリシャ支援で「ユーロは健全」-ECBのドラギ氏

欧州中央銀行(ECB)の政策委 員会メンバー、イタリア銀行(中央銀行)のドラギ総裁は、欧州連合 (EU)がギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念を緩和するため 同国支援を確約したことにより、ユーロは引き続き「健全」だとの見 解を示した。

13日にナポリで行った外国為替トレーダー向けの講演テキスト によると、ドラギ氏はユーロ圏諸国が2月11日、必要に応じて金融の 安定確保のための行動を取ると約束したことは「重要」だと指摘。同 氏はギリシャに「断固たる」財政赤字削減の実施を要請したことを明 らかにし、ECBはその進ちょく状況を監視すると語った。

ユーロの対ドル相場は先週まで5週連続で下落した。ギリシャの デフォルト回避に向けたEUの取り組みがユーロ圏の弱体化につなが るとの懸念や、昨年10-12月(第4四半期)の景気回復の失速を示す 統計が発表されたことが背景にある。

ドラギ氏は将来の金融危機を防止するためには、イタリアを含む 一部のEU加盟国の慢性的な低成長や、高齢化や気候変動問題から生 ずる公的債務への負担といった問題に今取り組む必要があると述べ、 多額の債務を抱える国の「金融の安定には急速な経済成長が必要条件 だ」と指摘した。

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