中国経済:今年の成長率は11%超との見方も-当局の融資抑制でも

中国の政策当局はインフレ抑制と 資産バブル回避のために融資の伸びを抑えることに取り組んでいるが、 世界3位の規模である同国経済は2010年に成長ペースが加速すると 予想されている。

中国人民銀行(中央銀行)が12日に預金準備率の再引き上げを 発表した後も、ゴールドマン・サックス・グループは、今年の成長率 は11.4%との予想を維持した。昨年の成長率は8.7%だった。

預金準備率の再引き上げの発表を受けた株価や商品価格の下落は、 中国の金融引き締めが世界経済の回復を危うくする景気減速を招くと の懸念を浮き彫りにした。昨年の中国経済は、同国の景気刺激策によ る投資や消費に依存したが、1月に2カ月連続で増加した同国輸出の 回復が、今年は成長を後押しする可能性がある。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのエコノミスト、 陸挺氏(香港在勤)は「中国経済は良い状態にあり、今年は輸出が最 大の変動要因となるだろう」と述べた上で、「中国の国外では、政府の 経済管理や刺激策から抜け出す能力が過小評価されている」と述べた。

メリルは今年の中国経済成長率を10.1%、キャピタル・エコノ ミクスは10%とそれぞれ予想している。いずれも預金準備率の再引き 上げの発表前と変わらず。新しい預金準備率は25日から適用される。

人民銀は1月12日に08年6月以来となる預金準備率引き上げを 発表。中国国際金融(CICC)によると、2月12日に発表した0.5 ポイントの再引き上げは、期限を迎える中央銀行手形から資金を吸い 上げることや、今週の春節(旧正月)休暇を前に供給した資金を回収 する必要性から実施されることになったという。

メリルの陸氏は、人民銀が預金準備率を年内にさらに1.5ポイン ト引き上げると予想。政策金利も今年後半に引き上げるとみている。

--Paul Panckhurst, Simon Kennedy, Svenja O’Donnell, Kartik Goyal. Editors: Russell Ward, James Gunsalus

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 渡辺漢太 Kanta Watanabe +81-3-3201-7113 kwatanabe22@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Paul Panckhurst in Beijing at +86-10-6649-7574 or ppanckhurst@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +81-3-3201-7553 or canstey@bloomberg.net

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