中国は今年一段の政策引き締めへ-JPモルガンのウルリッヒ氏

米銀JPモルガン・チェースの中 国株式・商品部門のジン・ウルリッヒ会長(香港在勤)は、中国人民 銀行(中央銀行)がここ1カ月で2回目の預金準備率引き上げを決め たことについて以下のようにコメントした。現行の預金準備率は大手 銀行が16%、中小銀行は14%。

「ここ数週間に中国から聞こえてきたメッセージは極めて明白だ。 政策当局はインフレ期待の押さえ込みや昨年の積極的な与信拡大の結 果もたらされた資産価格バブルリスクの抑制に関して懸念を強めてい る」

「中国国内の不動産市場の記録的な販売につながった刺激策の規 模を縮小する動きが既にみられる。当局者は一部都市での『過度に急 速な』価格上昇を抑制するため、不動産融資への監視を強める方針を 明らかにしている。政策リスクが高まるとの見通しに基づき、当社で は2010年の売買件数は前年から10-20%減少すると予想している」

「今年はさらなる預金準備率引き上げや利上げが予想され、マク ロ経済面で2010年は一段の政策引き締めの年となるだろう。資金流 入や輸出の回復継続に対する懸念から金利引き上げ余地は限られるだ ろうが、当社では新規の銀行融資は09年比で約17%減少するとみて いる」

「融資による実体経済活動の支援は継続すると予想される一方、 資産バブルや自己資本比率について当局が不安視していることを考慮 すれば、銀行は短期の信用ファシリティーに関しては一段と慎重にな る公算が高い」

--Yanping Li. Editor: Richard Dobson.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka +1-212-617-5823 motsuka3@bloomberg.net Editor: Akiyo Kinoshita 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +81-3-3201-7553 or canstey@bloomberg.net

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