バフェット氏に夕食代払わせたヘッジファンド運用者-手紙に賢人感心

資産家のウォーレン・バフェッ ト氏と投資家が食事をするとき、普通ならば勘定を持つのは投資家 の方だ。ところがヘッジファンド運用者のカラ・ゴールデンバーグ 氏は違った。

ゴールデンバーグ氏(29)は昨年11月、自身が作成した株式 調査リポートを米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの会長 兼最高経営責任者(CEO)であるバフェット氏(79)に送った。同 氏が感謝祭の週末を投資についてのアイデア探しに使いたいと聞い たと書き添えた。バフェット氏は大いに興味をそそられ、ゴールデ ンバーグ氏と同僚のアレックス・デュラン氏の2人を本拠のネブラ スカ州オマハに招き、夕食を共にしたという。事情に詳しい関係者 2人が明らかにした。

調査リポートを送ったおかげで、ゴールデンバーグ氏はたいて いの人がお金を払ってでも手に入れたい機会を得た。バフェット氏 とのステーキハウスでの昼食会に参加する権利は昨年6月の競売で 168万ドル(約1億5100万円)で落札された。2008年の昼食会の 落札価格は210万ドルだった。バフェット氏は2000年から、年1 回の昼食会競売で資金を集め慈善事業に寄付している。

カレット・ゼーン・キャピタル・マネジメント(ニュージャー ジー州)のパートナー、フランク・ベッツ氏は「ジャックポット(大 当たり)を当てた」として、巨匠のお墨付きをもらったようなもの だと話した。

ゴールデンバーグ氏は1年半前にニューヨークでペルミアン・ インベストメント・パートナーズを共同で設立したばかり。フェー スブックのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サ イトの同氏の写真からは、バフェット氏への心酔ぶりがうかがわれ る。

エール大学を卒業したゴールデンバーグ氏はモルガン・スタン レーでプライベートエクイティ(未公開株)担当アナリストとなっ た後、JPモルガン・チェースが出資するヘッジファンド会社ハイ ブリッジ・キャピタル・マネジメント、さらにブラーマン・キャピ タルに移った。ブラーマンで最も若いパートナーになり欧州株運用 を手掛けた後、同社の同僚2人とともに2008年8月にペルミアン を設立した。当初6500万ドル程度だった運用資産は約1億ドルに なっている。

ペルミアンは主に西欧の、過小評価されているとみられる企業 への投資に特化している。ゴールデンバーグ氏がバフェット氏に送 ったリポートにはペルミアンの投資先10社についての分析などが 含まれていたという。関係者が匿名を条件に語った。ゴールデンバ ーグ氏は自身の投資リターンやバフェット氏との会話の内容につい て言明を避けた。

バフェット氏は長期的に有望と信じる企業への投資で、バーク シャーを繊維会社から時価総額1700億ドル超の複合企業へと育て 上げた。投資の神様バフェット氏は、1日に100通以上の手紙を受 け取り、それをすべて読むという。バフェット氏と長年書簡をやり 取りしているというベッツ氏は、バフェット氏を感心させたゴール デンバーグ氏の手紙は、すごい手紙だったに違いないと話している。

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