福山通株が急伸、新規顧客獲得や物流効率化-さらなる業績上振れ期待

運送サービスを手がける福山通運 の株価が一時、前営業日比7.9%高の453円と急騰。新規顧客の獲得や 物流効率化が進んでいることなどを理由に、今期(2010年3月期)の 業績予想を上方修正した。それでも営業利益計画は09年4-12月期実 績を下回っており、さらなる業績上乗せ期待が高まった。

同社が10日に開示した09年4-12月期の連結営業利益は前年同 期比57%増の109億円。同社取締役・桑本聡経理部長は「北関東を地 盤とする王子輸送グループとの統合整備を進めたことで、運送サービス の向上が図られ、新規顧客の獲得につながった」と話す。さらに、物流 効率化や外注費削減も寄与したという。

これらを踏まえ、今期連結営業利益予想を従来計画の94億円から 107億円に引き上げた。前期実績は82億円。4-12月期が109億円だ ったため、新しい予想では第4四半期(1-3月)に約2億円の赤字を 見込んでいることになる。

野村証の村山誠アナリストは投資家向けのメモで、会社側の修正予 想はまだ「保守的過ぎる」との見方を示す。村山氏は、過去3年間の1 -3月期の営業利益が10億-14億円程度だったことを挙げ、収益性の 改善動向を考慮すれば「1-3月期が収支均衡程度か、赤字になるとは 考えづらい」という。同証券は11日付で同予想を115億円(従来109 億円)に引き上げ、アナリスト4人の中で最も高い水準を見込む。

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