中国は6月まで元相場維持の公算大、米国の要求は逆効果-CICC

中国国際金融(CICC)は、中 国政府は人民元の対ドル相場を維持する政策を6月まで続ける公算が 大きいとの見通しを示した。オバマ米大統領が元高容認の要求を強め たのに対し、中国は同国に為替政策の主導権があることを強調すると いう。

CICCの主任エコノミスト、哈継銘氏(香港在勤)は、元高容 認は6月まで遅れる可能性があると指摘した。同月26、27日にはカナ ダで20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)が開催される。 哈氏は先月、中国がインフレ抑制のために元高を容認する可能性があ る時期を3月と予想していた。中国政府がオバマ大統領の元高要請を 拒否した今月4日に予想を修正したという。

哈氏は「最近の国際情勢を受けて、人民元問題の政治色が強くな った。これが逆効果になるかもしれない」と指摘。「中国が元高を容認 せざるを得なくなる可能性は低い」との見通しを示した。

ブルームバーグのデータによれば、日本時間12日午前9時1分現 在、1年物の元先物(ノンデリバラブル・フォワード、NDF)は0.04% 高の1ドル=6.6665元。

オバマ大統領は3日、「米国製品が実勢よりも高くなり、中国製品 が」安くならないよう米政府が中国に求める方針を明らかにした。こ れに対して中国外務省の馬朝旭報道局長は4日、「人民元相場が米国の 貿易赤字の主因となったことはない」と指摘。「非難や圧力は問題解決 の助けにならない」と述べた。

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