ギリシャなど欧州3カ国向けリスク債権は独銀が最大-独首相に圧力

ドイツの銀行が抱えるギリシャと ポルトガル、スペインの3カ国向けのリスク債権は、ほかの国の銀行 よりも多いため、メルケル独首相には欧州連合(EU)によるギリシ ャ支援策を立案し、他国への波及を阻止するよう求める圧力が強まっ ている。

国際決済銀行(BIS)の最新データによると、ドイツの銀行の 3カ国向け債権は昨年9月末時点で3308億ドル(約29兆7000億円)。 フランスの銀行は3068億ドル、英国の銀行は1563億ドルだった。

メルク・フィンクのアナリスト、コンラッド・ベッカー氏は、「ド イツの銀行はこれらの国に対するリスク債権が大きいため、ギリシャ 情勢の安定化に向けた独政府の行動に一定の役割を果たすことは間違 いない」と述べ、「独政府はユーロの安定性とEUに対するリスクを懸 念するとともに、ドイツの銀行に評価損を追加計上させたくない考え だ」と指摘した。

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