米FRB:AIG資産価値引き下げ、ベアーSは引き上げ

米連邦準備制度理事会(FRB) は、保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) の救済で取得した投資資産の推定価値を1億9300万ドル引き下げる 一方、ベアー・スターンズの資産価値については3億5800万ドル引き 上げた。

FRBが11日公表した資産再評価の四半期報告によると、2008 年のAIGとベアー・スターンズの救済に伴ってFRBが設立した特 別目的会社(SPC)3社の住宅ローン資産と有価証券の純保有額は、 1億6500万ドル(0.3%)増の推定650億ドルとなった。ベアー・ス ターンズが272億ドルと1.3%増加したのに対し、AIGは379億ド ルと0.5%減少した。数字はいずれも昨年末時点の資産価値を反映し ている。

SPC3社へのFRBの融資残高は計614億ドルに上るため、純 資産価値の増加は、納税者がより多くの資金を回収できる可能性を意 味する。

FRBが11日公表した10日終了週のバランスシート(貸借対照 表)週間報告によると、総資産は前週比73億5000万ドル(0.3%)増 の2兆2600億ドルだった。住宅ローン担保証券(MBS)の購入が背 景にある。

FRBは1日、緊急流動性プログラムの大半を終了した。継続さ れているターム物資産担保証券融資ファシリティー(TALF)に基 づく貸出残高は10日現在、464億ドルだった。

3月末に打ち切り予定のMBS買い入れプログラムに基づくMB Sの保有残高は前週比65億4000万ドル増の9769億ドル。政府支援機 関(GSE)債は2億8600万ドル増の1649億ドルだった。

3月8日に最後の入札が行われるターム・オークション・ファシ リティー(TAF)に基づく商業銀行向け貸出残高は変わらずの385 億ドルだった。09年3月に記録した4930億ドルのピークから大幅に 減少している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE