トヨタ、米市場でシェア低下も-フォードやホンダに顧客流出か

世界全体で800万台余りをリコー ル(無料の回収・修理)しているトヨタ自動車は、米国での市場シェ アが今年1ポイント強低下し、顧客を米フォード・モーターやホンダ に奪われる可能性がある。

エドムンズ・ドット・コムが11日に公表した市場シェア予想によ ると、トヨタはフォードを下回り米3位となる見通し。JPモルガン・ チェースのリポートによると、日産自動車と韓国のヒュンダイモータ ーカンパニー(現代自動車)も需要の一時的なシフトで恩恵を受ける 可能性がある。

トヨタの広報担当者、マイク・ミシェルズ氏は電子メールで「ト ヨタの販売に影響が及んでいることは明らかだが、どの程度か予測す るのは時期尚早だ」と述べ、「当社の販売台数が競合他社との比較でど うかということは心配していない。われわれが重点を置いているのは 当社の顧客と、当社の販売計画の遂行だ」と説明した。

リコールに伴い主力の「カムリ」などを含む8車種の販売を停止 したトヨタは経営の立て直しを目指している。トヨタは2008年に世界 販売台数トップの座を米ゼネラル・モーターズ(GM)から奪い、昨 年もドイツのフォルクスワーゲンを販売台数で約150万台上回り、首 位を維持した。

米自動車メーカー最大手GMは先月、トヨタのリコールを受けて トヨタ車所有者に乗り換えを促すためインセンティブ(販売奨励策) を拡充。フォードは乗り換え促進でトヨタ車所有者に1000ドル(約9 万円)を提供している。

エドムンズのシニア・アナリスト、レイ・チョウ氏は発表資料で 「トヨタが失う販売の大部分をGMとフォード、ホンダが拾い上げる と予想している」と述べた。同社によると、トヨタ車で意図しない加 速のリコール対象となったモデルの市場価値は1年前に比べて150ド ル(0.5%)下落している。

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