トヨタ株:今は割安、フォルティスなどが買い-長期展望に期待

トヨタ自動車のリコール(無償 の回収・修理)問題で同社の時価総額は300億ドル(約2兆6943 億円)が吹き飛んだが、フォルティス・インベストメントやハン ティントン・アセット・アドバイザーズ、いちよし投資顧問とい った投資会社はトヨタに投資妙味があるとみている。

フォルティス・アセットマネジメントの清川鉉徳氏は今月4日、 トヨタ株に買いを入れた。ブルームバーグのデータによると、同 日のトヨタの株価純資産倍率(PBR)は1.03倍と4月以来の低 水準だった。ハンティントンの資産運用マネジャー、ピーター・ ソレンティーノ氏もトヨタ株を購入する可能性があると述べた。

トヨタの株価は1月21日にアクセルペダル問題で最初のリコー ルを出して以降、19%下落した。同社は世界規模で数百万台を対象に リコールしている。

トヨタ自動車の豊田章男社長は5日、一連のリコール問題につ いて謝罪した。同社は前日4日、リコール問題に絡む経費は1000 億円に達するとの見通しを示しながらも、2010年3月通期は黒字 を確保すると予想した。

ソレンティーノ氏は、「トヨタにとっての最悪局面は恐らく まだ終わっていないだろうが、同社の投資妙味は明らかに高まっ ている。当社はトヨタ株の購入をためらわない。トヨタの長期的見通 しに魅力を感じている。今年、トヨタ株を買えば数年でその分を取り 返すことができると考えている」と述べた。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は、トヨタの売り上げは 数カ月間は落ち込むだろうが、トヨタ車が地球上から完全に消滅 するわけではないと述べ、今回はメーカーのリコール問題の1つ にすぎないと続けた。

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