ECB:出口戦略の次のステップを3月に決定、金利は「適正」-月報

欧州中央銀行(ECB)は、近い 将来に政策金利を変更する意向がないことをあらためて示唆した。ま た、緊急の流動性供給措置の解除についての次のステップを3月に決 定すると表明した。

ECBは11日発表した2月の月報で、「現行の政策金利は引き続 き適正」との認識を示した。内容は先週の政策決定後の声明と同様だ った。月報は「政策委員会は3月初めに、従来と同程度には必要性が なくなった流動性供給の非伝統的措置について、段階的引き揚げを継 続する手順を決定する」と説明した。

ECBは既に、1年物と半年物の市中銀行向け融資を停止するこ とを決めている。将来のインフレリスクを回避するため緊急措置を引 き揚げたい一方で、ギリシャ財政危機に起因した市場混乱やユーロ圏 経済の回復減速の兆候が対応を難しくしている。

ギリシャ国債は10日、欧州連合(EU)からの支援期待で上昇 した。

ECBは月報で、「高水準の財政赤字と公的部門の負債は金融政策 の負担を増す」と指摘。ユーロ圏経済は「起伏のある回復となる公算 が大きく、見通しは引き続き不透明だ」との見解を示した。インフレ は中期的に抑制された状態が続くとの見通しも重ねて表明した。

この日公表したユーロ圏の経済予測専門家調査によれば、5年間 のインフレ率見通しは1.9%と、前回の四半期調査から変わらなかっ た。2011年のインフレ率予想は1.5%と、前回調査の1.6%から下 方修正された。

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