中国株:上昇、鉄鋼や不動産株が高い-物価統計で利上げ先送りの観測

11日の中国株式は3日続伸。上 昇をけん引したのは鉄鋼メーカーと不動産デベロッパー。同日発表さ れた1月の消費者物価指数(CPI)が事前予想を下回る伸びにとど まり、中国人民銀行(中央銀行)による利上げ時期が先に延びるとの 観測が強まった。

中国最大の鉄鋼メーカー、宝山鋼鉄(600019 CH)は5.7%の大 幅高。同業の河北鋼鉄(000709 CH)は2.7%の値上がり。鉄鋼需要 が拡大するとの見通しが手掛かりとなった。不動産開発会社の保利房 地産集団は1.6%高。同日発表された中国70都市の1月の不動産価格 が前年同月比で9.5%上昇と、この1年9カ月で最も大きな伸び率を 示したことがプラス材料となった。中国最大の希土類(レアアース) 鉱山を所有する内蒙古包鋼稀土高科技(600111 CH)は5.4%の大幅 上昇。同社の国際取引部門は、内モンゴル自治区政府からレアアース の独自備蓄について承認を受けた。

一方、中国最大の国有投資グループ傘下の中国光大証券(601788 CH)は下落。出来高が減少し、利益に打撃が出るとの懸念が広まった。

HSBCジントラスト・ファンド・マネジメントで12億ドル (約1080億円)相当の運用に携わるアリ・ワン氏(上海在勤)は「C PIが落ち着いているようなので、直ちに利下げを行う緊急性は低下 した」と指摘。その上で「しかし、引き締めへの懸念は依然として市 場にくすぶっており、今後数カ月間の経済統計は注視する必要がある」 と語った。

中国国家統計局が発表した1月のCPIは前年同月比1.5%の上 昇だった。ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した調査の平 均では2.1%上昇が見込まれていた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動し ている上海総合指数は前日比3ポイント(0.1%)高の2985.50。上昇 銘柄と下落銘柄の割合は約2対3。上海、深セン両証取のA株に連動 しているCSI300指数は同0.2%高の3220.40。

来週は春節(旧正月)の祝日のため、市場は休場となる。

--Zhang Shidong. Editors: Allen Wan, Richard Frost

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 角田 正美 Masami Kakuta +81-3-3201-31 mkakuta@bloomberg.net Editor:Kenshiro Oki 記事に関する記者への問い合わせ先: Zhang Shidong in Shanghai at +86-21-6104-7014 or szhang5@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Linus Chua at +65-6212-1530 or lchua@bloomberg.net

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