仏ルノー:09年通期は予想以上の赤字、欧州市場10%縮小予想

フランス2位の自動車メーカー、 ルノーの2009年通期決算は、予想以上の赤字となった。同社は欧州の 自動車需要が今年、前年比で10%縮小するとの見通しを示した。

同社の11日の発表によると、純損益は31億ユーロの赤字。前年 は5億7100万ユーロの黒字だった。ブルームバーグがまとめたアナリ スト10人の予想中央値では、26億ユーロの赤字が見込まれていた。 売上高は前年比11%減の337億ユーロだった。

カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、 「2010年の経済環境は引き続き厳しく、欧州市場は10%縮小すると 見込まれる」とした上で、「欧州で販売攻勢をかけながら危機からの 立ち直りを進める」と表明した。

一時項目を除いた営業損益は3億9600万ユーロの赤字。前年は3 億2600万ユーロの利益を計上していた。フリーキャッシュフロー(純 現金収支)は21億ユーロのプラスと、前年の30億ユーロのマイナス から改善した。

ルノーは昨年、賃金抑制や在庫圧縮、3車種の開発中断、インド とモロッコでのプロジェクト延期などでコストを減らした。

同社は今年もコスト削減努力を続け、設備投資と研究開発(R& D)費用を売上高の10%未満にとどめる方針を示した。日産自動車と の提携による追加の相乗効果15億ユーロという昨年示した目標につい ては、達成に向かって順調と説明した。

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