米国株(10日):反落、一部決算に失望-FRB議長発言も嫌気(Upate1)

米株式相場は反落。携帯電話事 業者で米3位のスプリント・ネクステルや乳業のディーン・フーズ の決算が市場予想に届かなかったことが嫌気された。米連邦準備制 度理事会(FRB)による公定歩合引き上げ示唆も売り材料となっ た。

スプリント・ネクステル株が下落。同社の10-12月(第4四半 期)決算では、売上高がアナリスト予想を下回った。ディーン・フ ーズも大幅安。同社が発表した10年通期の利益見通しは市場予想に 届かなかった。S&P500種株価指数のセクター別10業種中9業種 の指数が値下がりした。バーナンキFRB議長が、公定歩合を引き 上げる可能性があると明らかにしたことが背景。

一方、ドイツとフランスがギリシャ支援に関して協議したとい うニュースが支援材料になり、相場の下げは限定された。

S&P500種株価指数は前日比0.2%安の1068.13。ダウ工業株 30種平均は20.26ドル(0.2%)下落の10038.38ドル。全米の証券取 引所の出来高は約80億株と、過去3カ月平均を1%下回った。

テーミス・トレーディングの株式トレーディング共同責任者、 ジョゼフ・サルッツィ氏は「FRBの発表は明らかに相場にはマイ ナスだ」と指摘。「FRBが普通に利上げを実施するとは誰も予想 していない。当局は創意工夫を凝らしている。状況は変わったのだ」 と述べた。

ギリシャ不安

ドイツとフランスが中心となって、ギリシャが財政赤字削減に 向けた取り組みを続けることを前提条件に、同国支援を協議してい る。両政府の当局者が明らかにした。

パーマネント・ポートフォリオ・ファンズ(サンフランシスコ) で53億ドル相当の運用に携わるマイケル・クジオ氏は「ギリシャ問 題は終わらないが、最終的には欧州がなんとかするだろう」と述べ、 「根本的には何も変わっていないことを考慮すれば、一部には買い の機会を探る動きもありそうだ」と述べた。

スプリントが安い

スプリント・ネクステルは8%安。同社の10-12月売上高は

6.7%減の78億7000万ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト 予想平均では80億400万ドルが見込まれていた。

ディーン・フーズは14%値下がり。同社は10年通期の1株当 たり利益が一部項目を除いたベースで1.64ドルになるとの見通しを 示した。アナリスト予想は1.70ドルだった。

金融株

S&P500種の金融株指数は0.8%高。一時はバーナンキFRB 議長の発言をきっかけに、0.4%下げる場面もあった。

オバマ米大統領は、米銀JPモルガン・チェースのジェイミ ー・ダイモン最高経営責任者(CEO)に付与された1700万ドル (約15億2000万円)相当の賞与や、ゴールドマン・サックス・グ ループのロイド・ブランクフェインCEOの900万ドル相当の賞与 を「ねたましいとは思わない」と語った。一部スポーツ選手はさら に高額の報酬を得ていると指摘した。

オバマ大統領は9日の執務室でのブルームバーグ・ビジネスウィ ークとのインタビューで、「わたしは大半の米国人と同様、人の成 功や富をねたんだりはしない。これは自由市場システムの一部だ」 と述べた。インタビュー記事は12日発売の同誌に掲載される。

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