FRB議長:公定歩合引き上げ示唆、政策変更意図せず

米連邦準備制度理事会(FR B) は、FRBによる貸し出し正常化の一環として、公定歩合を 「遠くない将来」に引き上げる可能性がある。バーナンキFRB議長 が下院金融委員会での証言テキストで明らかにした。同議長は公定歩 合の引き上げが金融政策見通しの変化を示唆するものではないと述べ た。

バーナンキ議長は10日発表されたテキストで、連邦公開市場 委員会(FOMC)声明にあった「長期にわたってフェデラルファ ンド(FF)金利の異例な低水準を正当化する可能性が高い」との文 言を繰り返した。

バーナンキ議長はまた、FF金利の「指標としての信頼が従来 よりも低下した」場合には、FRBが一時的に金融政策の指標として の役割を準備預金金利に求める可能性があることを明らかにした。

バーナンキ議長による下院金融委公聴会での議会証言は10日 予定されていたが、米首都ワシントンが大雪に見舞われたため公聴 会が延期された。新しい日程はまだ発表されていない。

証言テキストによると、バーナンキ議長は「遠くない将来に、 公定歩合とFF金利との格差を緩やかに拡大させることを検討するだ ろう」と述べた。

準備預金金利

バーナンキ議長はまた、準備預金金利の引き上げや金融システ ムから一時的に流動性を吸い上げるリバースレポが信用引き締め策の 最初の手段になるだろうとの見方を示した。

来月末までにFRBが購入する1兆4300万ドル規模の住宅ロ ーン担保証券については「近い将来」売却する考えはなく、「早くと も金融引き締め策が軌道に乗り、明らかに景気が持続的な回復を果た すまで」は売却しないと説明した。その上で、金融当局者が「将来的 には」証券売却を決定するだろうと続けた。

バーナンキ議長は、「いずれにせよ、証券売却は段階的に進め られるだろうし、その際には市場参加者に明確に伝えられるだろう。 経済状況を的確に判断することが必要となる」と述べた。

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