欧州債:ギリシャ債利回り、98年来最大の低下-ドイツ債との格差縮小

欧州債市場ではギリシャ国債利 回りが低下し、ユーロ導入前の1998年以降で最大の下げとなった。 ドイツがギリシャの財政赤字削減への取り組みに対し融資保証を上回 る支援を検討していることがきっかけとなった。

ギリシャ10年債のドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ 利回り)は先月19日以降で最小となった。ドイツのショイブレ財務 相が同国議会に対し、ギリシャ支援の選択肢は融資保証のみではない と発言したと当局者の1人が明らかにしたことから救済への期待が高 まった。

コメルツ銀行の金利ストラテジスト、デービッド・シュノーツ氏 (フランクフルト在勤)は「ドイツの発言でギリシャやポルトガルな どの周辺国への圧力が若干、和らいだ。スプレッドはさらに縮小する だろう」と語った。

ロンドン時間午後4時32分現在、ギリシャ10年債利回りは前 日比37ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の6.01%。 一時は55bp低下し、少なくとも98年以降で最大の下げとなった。 ギリシャ2年債利回りは79bp低下し5.49%。前日は32bpの低下 だった。ポルトガル10年債利回りは10bp下げ4.51%、同2年債は 54bp低下し1.71%となった。

ギリシャ10年債のドイツ債に対するプレミアムは42bp縮小 し282bp。また、ポルトガル10年債と独10年債のスプレッド (利回り格差)は14bp縮小の133bp。スペイン国債とのスプレ ッドは11bp縮まり80bp、アイルランド国債のプレミアムは14 bp縮小し155bpとなった。

一方、この日の独10年債は下落。同利回りは5bp上昇の

3.20%。一時は10bp上昇し、昨年11月11日以降で最大の上げ となった。

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