米大統領:ゴールドマンCEO報酬、「ねたましくない」-インタビュー

オバマ米大統領は、米銀JPモル ガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)に 付与された1700万ドル(約15億2000万円)相当の賞与や、ゴールド マン・サックス・グループのロイド・ブランクフェインCEOの900 万ドル相当の賞与を「ねたましいとは思わない」と語った。一部スポ ーツ選手はさらに高額の報酬を得ていると指摘した。

オバマ大統領は9日、執務室でのブルームバーグ・ビジネスウィ ークとのインタビューで、メインストリート(産業界)にとっては1700 万ドルは「けた外れの金額」だが、「野球選手の中には、ワールドシリ ーズの出場者でなくても報酬がもっと高い選手もいる」と語った。

オバマ大統領は、「2人とも知っているが、非常に知識豊富なビジ ネスマンだ」と評価。「わたしは大半の米国人と同様、人の成功や富を ねたんだりはしない。これは自由市場システムの一部だ」と述べた。 インタビュー記事は12日発売の同誌に掲載される。

オバマ大統領は現政権が産業界に敵対的だとの見方に対して反発 する姿勢を示し、企業の経営幹部が現政府の経済政策に及ぼしてきた 影響を訴えた。同大統領は24日にワシントンで開催される大手企業幹 部との円卓会議で、こうした点をあらためて伝える方針だ。

ブランクフェイン、ダイモン両CEOとも賞与を現金ではなく株 式で受け取った。オバマ大統領は他社でも同様の措置を取るよう促し た。こうした報酬には「四半期決算ではなく、一定期間の実績が求め られる」とし、「CEOの成功を評価する上で、より公正な手法であり、 最終的には米国企業の業績改善につながる」との見解を示した。

過去最高益

ブランクフェイン、ダイモン両CEOの2009年賞与パッケージは 先週明らかにされた。2社とも金融危機のなかで政府から受けた公的 資金を返済している。

オバマ大統領は、過去10年間の報酬パッケージは必ずしも業績に 比例していなかったと述べ、CEO報酬に関する株主の発言権を求め る立場をあらためて示した。「それが抑制の役割を果たし、業績と報酬 を一致させる一助となる」と言明し、「株主はこれまでCEOの報酬体 系について重要な発言権を持たないケースが多かった」との認識を示 した

ブランクフェインCEOに付与された制限付き株式5万8381ユ ニットは、5日の株価終値(154.16ドル)を基に計算すると900万ド ルに相当するが、同氏自身が07年に打ち立てたウォール街史上最高の 6790万ドルには届かなかった。ゴールドマンは昨年、利益が過去最高 となり、株価は2倍に上昇した。

ダイモンCEOは2009年の賞与として、制限付き株式とストック オプション(自社株購入権)を受給し、現金賞与は受け取らない。07 年の報酬2780万ドル相当、08年の給与は100万ドルだった。

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