豪資産家パーマー氏:石炭契約は拘束力ある-中国の顧客企業名訂正で

オーストラリア鉱山業界の資産家、 クライブ・パーマー氏は、中国向けに石炭600億米ドル(約5兆4000 億円)相当を販売する契約は「拘束力がある」との見解を示した。同社 は4日前、販売先の企業名を誤って発表した。

パーマー氏は10日、パースで、同氏が率いる資源会社リソースハ ウスが6日の文書で、顧客企業名を中国電力国際発展と発表し、「間違 い」を犯したと述べた。9日に社名を非上場の中国電力国際と訂正し た。同氏によると、今回の合意は豪州の輸出契約としては最大規模。

今回の混乱により、パーマー氏が計画している香港市場での新規株 式公開(IPO)に影響が出る可能性がある。同氏はIPOで最大30 億米ドルを調達し、石炭や鉄鉱石の開発プロジェクトに投資する予定。

1億5000万米ドル相当を運用するプライド・インベストメンツ・ グループ(香港)のルイス・ワン最高投資責任者(CIO)は「最初の 段階でこの企業が詳細を正しく把握していなかったため、投資家に影響 を及ぼすと思う。ただ、契約への実際の影響はそれほど大きくないはず だ」との見方を示した。

パーマー氏は法科大学院を中退後、豪ゴールドコーストでの不動産 事業を皮切りに富を築いた。豪BRW誌が昨年5月に発表した豪州長者 番付上位200人で5位に位置し、資産は34億豪ドル(約2700億円) とされている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE