KDDI:3分の1超えるJCOM株は信託銀行に-日経

国内通信2位KDDIが、今月中旬 をめどに取得予定のケーブルテレビ国内最大手ジュピターテレコム(J COM)株のうち、3分の1を超える部分を信託銀行に預け議決権を凍 結する方針と、日経テレコンが10日報じた。取材源は明示していない。

KDDIは1月25日、JCOM筆頭株主の米メディア大手リバティ ーグローバルから、中間持ち株会社3社の買収を通じ議決権ベースで

37.8%の株式を3617億円で取得すると発表。しかし、取得が金融商品取 引法の株式公開買い付け(TOB)ルールに抵触するとの指摘を受け、 出資比率を3分の1未満に抑える方針だ。

日経報道によると、KDDIは出資比率の抑制策を12日の取締役会 で正式決定する。また第2位株主の住友商事がJCOM株へのTOBで 最終調整しているとあらためて伝えた。報道についてKDDI広報担当 の岩松カール氏は「何も決まっていない」と述べている。

クレディ・スイス証券の早川仁リサーチアナリストは、 KDDI が株式の一部を「信託銀行に預けるのは、考えられる方法ではある」と コメント。ただ、「住商がTOBをかけてくるならば、KDDIが実質 的な経営権取得を目指す上で、新たな懸念材料になる」と述べた。

KDDIとリバティとの契約価格は1株当たり13万9500円と、契 約直前である1月22日のJCOM株価終値に65%上乗せした。取得部 分から3分の1を超える4.5%の株式を単純評価すると430億円になる。

報道が伝わった午後2時半以降のKDDIやJCOM株は小動き。 終値はKDDIが前日比4000円(0.8%)安の48万円、JCOMは同 2300円(2.5%)高の9万3000円だった。

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