沢井薬株が上場来高値、後発医薬品好調で高成長継続へ-原価率改善

後発医薬品大手の沢井製薬株が一 時、前日比10%高の6360円と大幅続伸。2000年の東京証券取引所上 場以来の高値を付けた。日本政府の後発医薬品の普及促進策もあり、 同社が販売製品の売れ行きも伸びている。今後も、後発品メーカーの 収益は高い伸びを継続できるとみられ、買いが集まった。

沢井薬が9日の取引終了後に公表した第3四半期(2009年10月 -12月)決算によると、連結営業利益は前年同期比62%増の33億円 となった。9カ月累計では69億円で、通期計画の68億円を既に上回 った。調剤薬局を中心に販売が想定を上回って推移、工場稼働率の向 上や経費節減で、原価率が50.5%と前年同期から5.2ポイント改善し た。

JPモルガン証券の小野塚昌之シニアアナリストは、第3四半期決 算を「上期の堅調なトレンド以上にモメンタム(勢い)が加速化した 強い決算」と評価、同社株の目標株価を6400円から7600円に上げた。

小野塚氏は、原価率の改善傾向が続くとみて、来期以降の営業利 益予想を増額修正した。大型新製品の投入で、増収効果も働くと予想 する。「引き続きジェネリック(後発医薬品)促進が政策的焦点となる ため、高成長が継続する」と同氏。JPモルガンによる新しい営業利 益予想は、11年3月期が108億円(従来92億円)、12年3月期が128 億円(同110億円)となった。

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